概要
X68000って何?と言う方が大多数になっているかも知れません。X68000とは、SHARP製パーソナルワークステーションです。現在は製造されていません。X68000とは、ユーザーに優しくもあり且つユーザーにプログラミング技術を欲するマシンです。X68000とは、……(略。)
X68000シリーズ
1987年から1993年にかけて、各シリーズがリリースされました。表でまとめてあります。
X68000の特徴
- 68000アーキテクチャの採用
1980年代当時、8086アーキテクチャ全盛の頃に割って入ったのがApple社のMacintoshでした。MacintoshはCPUにモトローラ社のMC68000を採用。セグメントの観念に囚われない開発環境はプログラマにとって意欲の沸く環境でした。そんな環境がX68000で採用されました。
- OS『Human68k』
X68000のOS『Human68k』は、SHARPとハドソンソフト共同開発による完全オリジナルOSです。ファイルフォーマットはMS-DOSと互換性があり、テキストレベルのファイルならDOSマシンとの共有が可能です。
- X-BASIC
X68000標準添付のBASICインタプリタです。プログラマ自身で関数を作成する事が可能な、非常に柔軟性のあるプログラミング言語です。
- X68000用フリーウェア
ユーザーサイドで作成された素晴らしいソフトウェアがフリーウェアとしてネット上に数多く存在します。数々のゲーム類はもちろんの事、音楽作成(DTM)ソフトやグラフィックソフト、上位コンパチなデバイスドライバ、C++等のプログラム開発環境、その他様々なソフトウェアが入手出来ます。
- その他の特徴
書ききれない程の数多くの特徴があります。
- SHARP X68000エミュレータ
もはや中古でも入手が難しくなりつつあるX68000ですが、エミュレータによって体験する事が出来ます。現在、ネット上で入手できるエミュレータは数多くあります。Javaアプレット上のエミュレータまであります。それぞれ特徴がありますが、実際に入手して体験して下さい。
下記リンクを訪れてDLして下さい。
X680x0 Emulator for Windows
X680x0 Emulator for Linux
X680x0 Emulator for Macintosh
X680x0 Emulator for Java
X680x0 Emulator for XBOX
SHARP X68000に関連しているサイト
別ファイルに記しました。
Ko-window関連リソース
当時、あらゆる可能性を感じさせてくれたオリジナルシェル「Ko-Window」のドキュメント群です。
公開許可が下りるまで、非公開とさせていただきます。
2004/07/11:小笠原氏の承諾を得ることが出来ましたので、公開する運びとなりました。